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サラリーマン(男)がぼちぼち書いていきます。

フランス・ドイツ旅行記9

ベルリン1

7月30日
フランクフルト往復でヨーロッパの田舎に行くと決めたとき、田舎以外に街も見ておきたいと思いました。
旅行期間は約2週間。滞在型の旅なので訪れる街は1ヶ所。
フランクフルトから遠すぎず、魅力的な街としてベルリンを選びました。美術館などの文化施設が多く、冷戦時代の名残にも興味が湧いたためです。
東ドイツ時代の装飾を抑えた建物やプロダクトには、我々からすると新鮮に感じられます。

 

朝から市内観光に出かけます。
欲張りすぎず、目的地を絞って休憩を入れながら廻るのが我々のスタイル。

 

ホテルで自転車を借ります。
いわゆるママチャリタイプなのですが、後輪のブレーキが「コースターブレーキ」で、慣れるまでは戸惑いました。
コースターブレーキは、ペダルを逆回転させるとかかるブレーキで、日本ではほとんど普及していないものです。

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ベルリン市内は道路に自転車専用レーンがあり、多くの人が軽快に自転車を乗りこなしています。

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まずは博物館島(複数の博物館、美術館があるシュプレー川の中州)にある「ペルガモン博物館」に向かいます。

 

途中に見たアパート。美しい...
(ベルリン市内の建物は大体こんな感じ)

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なぜ日本はこのようなシンブルなものづくりができないのか、不思議でしょうがない。

 

自転車で10分ほど、のはずが道に迷い、右往左往...
道行く観光客の流れに従い、何とかたどり着きます。

 

ペルガモン博物館はギリシャ、ローマ、中近東のヘレニズム美術品、イスラム美術品などを展示していて、古代ギリシアのペルガモンで発掘された「ゼウスの大祭壇」が名前の由来。

博物館には入場を待つ長い列。暑い中並びます。どうやら館内が混みすぎないように入場者数を制限しているようです。

1時間以上待った後、入場。3日間有効のミュージアムパスを買いました。このパスで市内のほとんどの博物館を見学できます。日本語対応の音声ガイダンスも借りました。

 

看板の「ゼウスの大祭壇」があるエリアは2019年ごろまで閉鎖中とのこと。

しかしながら、それ以外の多くの遺構が見学できます。
驚くのが、相当な大きさの建造物を現地から切り取って、ドイツまで運んできていること。いいのか、そんなことして?
19世紀に運ばれたそうですが、今では不可能でしょうね。

 

古代バビロニアのイシュタール門。

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ミレトスの市場門。

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閉鎖中のエリアがあるものの、一通り見て回るのは結構疲れました。博物館近くのレストランでビールを飲んで休憩。

 

再び自転車でブランデンブルク門へ。今度は迷わず行けました(一本道の道なりだった)。

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18世紀末にプロセイン王国の凱旋門として建てられました。
ただ門があるだけですが、観光客がいっぱいです。

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門の近くの屋台で名物カレーブリュストとビールを買い、昼食。
暑いのでしばらく休憩します。

 

屋台で買ったカレーブリュスト。

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一旦ホテルに帰ることにします。

車道脇の自転車レーンを進む。

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途中のスッキリした街並み。

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アレキサンダープラッツ駅周辺。

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ホテルでゆっくりして、夕刻、再び自転車で出発。「イーストサイドギャラリー」へ。

 

イーストサイドギャラリーはシュプレー川沿いのかつてのベルリンの壁に国内外のアーティストが壁画を描いたものです。

 

行く途中で、トラバントを見つけた。

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自転車を降りて、「ギャラリー」を歩きます。

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ギャラリーで最も有名な、ブレジネフとホーネッカーの「兄弟のキス」。

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ホテルから思った以上に距離があり、しかも手持ちの水が底をつき、二人ともヘロヘロ。
川沿いで再び休憩。

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たまらず売店で水を買うと、3ユーロくらいもしました。

 

ベンツの社屋も近くに。

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ギャラリー近くのオスト駅にあるスーパーで夕食を買ってホテルに戻りました。