フランス・ドイツ旅行記4
ユナヴィール滞在
7月25日~29日
やっとたどり着いたユナヴィールはフランス東部アルザス地方の村。
村の名前は7世紀にこの地に住んでいた洗濯婦の聖ユナ(Huna)に由来します。現在もかつての洗濯場が残っています。村のシンボルは丘に建つ教会。
アルザス地方ということで国境を接するドイツの文化や建築様式の影響を受けているそうです。
村は本当にこじんまりとしていて観光客も少なく落ち着いています。このツーリスティックでないところがこの村を選んだ大きな理由です。
「フランスの最も美しい村」にも認定されています。
「フランスの最も美しい村」は1982年に設立された協会で、現在約150の村が認定されています。人口や村の保全などについてに厳格な認定基準があるそうです(公式サイト)。
古き良きフランスの田舎が残されており、我々が志向する滞在型の旅にはぴったりです。
泊まったホテルは村の中心から徒歩5分くらいのB&B形式のところ。まだ建てられて間もないらしく、シンプルで広々とした部屋はきれいです。
(本当はキッチン付きの部屋が良かったのだけど、予算の関係で断念...)
ワイナリーが経営しているので、ワイン工場や売店が隣接しています。
庭からブドウ畑が望めます。
滞在中はのんびり過ごしました。
特に予定は立てず、昼寝したり、ちょっと散策したり、隣村まで出かけたり...
村のシンボルの教会(Saint-Jacques-le-Majeur)です。15、16世紀に建てられたもの。
ここから村が一望できます。丘にはブドウ畑が広がっています。
訪れる人もまばらで、ぼーっとできました。
村にはいたるところに花が植えられていて、通りを色とりどりに飾っています。
古く渋い雰囲気の家屋が並ぶ中、そのコントラストはただ美しく、被写体に事欠きません。
本当に静かな村で、レストランは3軒ほど、土産物屋は全くありません。
洗濯場。2ヶ所ありました。
またアルザス地方はフランス有数のワインの産地の一つ。白ワイン、特に辛口のリースリングが売りです。
ユナヴィールにもいくつものワイナリーがあり、各所で試飲ができます。
アルザスのワイン産地の村々を抜ける道は「ワイン街道」として、広く知られています。
村周辺はコウノトリの保護区になっており、屋根にコウノトリの巣を乗せた住宅も見られました。
表札(?)にもコウノトリ。
道に降り立ったコウノトリ(かなり大きい)はかなりシュールな映像で、不思議な感じです。
猫もいます。