次はどこへ行こう

サラリーマン(男)がぼちぼち書いていきます。

フランス・ドイツ旅行記8

ベルリンへ

7月29日

4日間過ごしたユナヴィールを離れ、一気にドイツの首都ベルリンに向かいます。

前日、駅まで送って、とお願いしたら快くOKして頂いたので、再びホテルのご主人にセレスタットの駅まで車に乗せてもらいました。

 

つなたい英語でご主人と世間話をしたところ、ご主人も私と同じでアフリカ好きのようです。私も行ったことのあるタンザニアザンジバルの話なので盛り上がりました。

 

駅ではご主人と握手してお別れ。
ここからフランクフルトまで電車で行って、飛行機に乗り換えます。

 

電車は座席指定のチケットだけ前もってネットで予約していたので、その他の切符を窓口で購入。
(フランスとドイツとまたぐからか、多少手間取りましたが)

 

10時過ぎの電車まで30分以上あります。
3時間くらい電車に乗るので、トイレに行っておこうと思うも、駅のトイレは故障中...
やむなく4日前に食料を買い込んだスーパーまで行く羽目になりました、トホホ。

 

セレスタット駅構内。

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ストラスブールで乗り換え。

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オッフェンバーグでICEに乗り換え。

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旅行シーズンなのか満席で、立っている人もいます。
昼食は車中で昨日のイタリアンレストランで食べきれなかったピザですまします。
(ピザが無茶苦茶大きくて食べきれず、持って帰った)

 

空港駅に到着。

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ベルリン行きのルフトハンザ国内便に乗ります。チケットは予約済み。
チェックインは無人のセルフカウンター(?)で行います。預け荷物のタグも自分で貼り付けます。

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機内では旅の疲れか、2人とも離陸前に眠りこけました。
何とか着陸前に目覚め、機内サービスのビールだけはぎりぎりゲット。


ベルリンテーゲル空港はこじんまりとしていて、首都の空港には思えないくらい。
外国のローカル空港って、小ささや閑散とした佇まいがいじらしくて好きなのですが、そんな感じに近いです。

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ここからはバスでベルリンの中心地へ。

 

バスの車窓からトラバント旧東ドイツ時代の国産車)を発見!

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かわいい。

 

アレキサンダープラッツ駅でバスを降り、U-barn(地下鉄)に乗り換え。
Heinrich-Heine Str.駅から歩いて5分のホテルに投宿です。

 

ホテルはNH Berlin Kreuzberg, Berlin
滞在型なのか、キッチン付属で食器も充実。リビングスペースもあってなかなかゆったりしています。広さと設備の割にはホテル代もリーゾナブルでした。

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ホテルの周りはどちらかというと住宅地で、静かなのもよいです。
部屋の窓から。

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アパートが多い。

 

近くにスーパーもあり、さっそく夕食とお酒を調達します。

連泊だと、まとめて食料やビール、ワインを買うことができるので、このお買い物は結構楽しいです(買ったものが重くて疲れるけど)。

 

夕食ではここぞとばかりに持参したそうめんをゆがきます。海外でそうめんは何気においしいです。カバンの中でもかかさばらず、旅行にお勧めです。
(本当はユナヴィールで食べたかったのですが、キッチンが使えなかった)

 

ここには3泊します。

フランス・ドイツ旅行記6

リクヴィール(Riquewihr)へ

7月27日
午後から今度は歩いて南3kmに位置するリクヴィールに行ってみることにしました。
ワイン街道を行くのですが、ブドウ畑を過ぎると山道っぽい感じに。

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1時間くらいで、村の入り口の門(La Porte Haute/Upper Gate)に到着。

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ここリクヴィールは16世紀の村の状態を保存しているそうで、リボヴィレ以上のメルヘン感が漂います。
城壁に囲まれた村は、確かに時間が止まったままかと思わせる佇まいです。
これだけの規模のものが数100年も大切に保存されているのは、我々からすれば驚きです。

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コルマール出身の画家アンジ(Hanji)の博物館もありました。

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博物館の螺旋階段。

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帰り道で。

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フランス・ドイツ旅行記5

リボヴィレ(Ribeaville)へ

7月26日

ユナヴィール滞在2日目。
小高いところでお昼ご飯を兼ねてぼんやりしようと、昼前にホテルを出発。
村唯一のよろず屋で簡単なお菓子や飲み物を補充します。

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この店多少の食料品と日用品を扱っているのですが、(後で気づいたのですが)午前中しか営業していなく注意が必要です(午後に行って閉まっていた)。

 

村を抜け、ワイン街道を北へ歩きます。
ワイン街道はサイクリングや徒歩旅行を楽しむ人が結構いて、挨拶を交わしながら歩きます。
時折ツバメが低空で我々の周りを飛び抜けます。

 

ユナヴィールの村を望む。

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街道沿いのブドウ畑。

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パンフィレット記載のビューポイントを目指して進むと、ほどなくリボビレの村が見てきます。
ブドウ畑を散策して帰るつもりでしたが、意外と近いのでこのままリボビレに行ってみることにしました(地図を見るとユナヴィールから3kmくらいしか離れていなかった)。

 

ワイン街道は多少アップダウンがあり、歩く分にはまあ大丈夫な傾斜ですが、サイクリングだどしんどそうにしている人もいましたね。


リボヴィレはユナヴィールよりもずいぶん大きい村でした。
我々が抱くヨーロッパ中世の村のイメージどおりの雰囲気です。
「美しい村」の認定はとってないのですが(人口が多い)、観光客を大勢いて、店やレストランも軒を連ねています。ちょっとツーリスティックではありますが。

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ここでもコウノトリが保護されています。

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しばらく村をぶらついて、ワイン街道を引き返します。
途中のビューポイントで遅めのランチをとりました。

フランス・ドイツ旅行記4

ユナヴィール滞在

7月25日~29日
やっとたどり着いたユナヴィールはフランス東部アルザス地方の村。
村の名前は7世紀にこの地に住んでいた洗濯婦の聖ユナ(Huna)に由来します。現在もかつての洗濯場が残っています。村のシンボルは丘に建つ教会。
アルザス地方ということで国境を接するドイツの文化や建築様式の影響を受けているそうです。

 

村は本当にこじんまりとしていて観光客も少なく落ち着いています。このツーリスティックでないところがこの村を選んだ大きな理由です。

 

「フランスの最も美しい村」にも認定されています。
「フランスの最も美しい村」は1982年に設立された協会で、現在約150の村が認定されています。人口や村の保全などについてに厳格な認定基準があるそうです(公式サイト)。
古き良きフランスの田舎が残されており、我々が志向する滞在型の旅にはぴったりです。

 

泊まったホテルは村の中心から徒歩5分くらいのB&B形式のところ。まだ建てられて間もないらしく、シンプルで広々とした部屋はきれいです。
(本当はキッチン付きの部屋が良かったのだけど、予算の関係で断念...)
ワイナリーが経営しているので、ワイン工場や売店が隣接しています。

 

庭からブドウ畑が望めます。

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滞在中はのんびり過ごしました。
特に予定は立てず、昼寝したり、ちょっと散策したり、隣村まで出かけたり...

村のシンボルの教会(Saint-Jacques-le-Majeur)です。15、16世紀に建てられたもの。

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ここから村が一望できます。丘にはブドウ畑が広がっています。

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訪れる人もまばらで、ぼーっとできました。

村にはいたるところに花が植えられていて、通りを色とりどりに飾っています。
古く渋い雰囲気の家屋が並ぶ中、そのコントラストはただ美しく、被写体に事欠きません。

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本当に静かな村で、レストランは3軒ほど、土産物屋は全くありません。

洗濯場。2ヶ所ありました。

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またアルザス地方はフランス有数のワインの産地の一つ。白ワイン、特に辛口のリースリングが売りです。
ユナヴィールにもいくつものワイナリーがあり、各所で試飲ができます。
アルザスのワイン産地の村々を抜ける道は「ワイン街道」として、広く知られています。

 

村周辺はコウノトリの保護区になっており、屋根にコウノトリの巣を乗せた住宅も見られました。

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表札(?)にもコウノトリ

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道に降り立ったコウノトリ(かなり大きい)はかなりシュールな映像で、不思議な感じです。

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猫もいます。

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フランス・ドイツ旅行記3

ヨーロッパ到着 ユナヴィールへ

7月25日
朝6時くらいにフランクフルト空港に到着。
入国審査、預け荷物のピックアップもスムーズで、無事入国。

 

鉄道でフランス・ユナヴィール(Hunawihr)の最寄り駅のあるセレスタット(Selestat)に向かいます。

 

空港には近距離用と長距離用の2つの鉄道の駅が隣接しています。我々は長距離用の駅からICE(新幹線のような高速鉄道)に乗ります。

 

飛行機が遅延することもありうるので、鉄道のチケットは予約していませんでした。窓口で購入します。

 

チケットを手にして、少し歩いて駅に向かうのですが、改札の手前に人だかり。どういう訳か警察官により、改札が閉鎖されています。イラ立つ人々(我々も)。我々が乗るICEは7:51発。7:45過ぎに閉鎖が解かれ、ホームまでダッシュしました(改札からホームまでも200mくらいあったと思う)。

 

息せき切ってホームにたどり着くも、結局ICEの到着も遅れ、難なく車中の人となりました。

(このあたり、ドイツに入国してまだ落ち着いておらず、写真を撮ってませんでした...)

 

9時くらいにカールスエーエで乗り換え。
ドイツ-フランス国境を越え、ストラスブールで更にローカル線に乗り換えます。

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フランスに入ると、街の雰囲気も多少変わってきました。ドイツの建物はシンプルで直線的、ある意味無機的な感じがするのですが、フランスは幾分柔らかく、温かみがあります。
私個人としてはドイツの男性的な感じも悪くないと思っています。

 

いずれにしても、町やそれを構成する建物に統一感があり、かつ電柱や過剰な看板もなく本当にすっきりしています。古くからの街並みも大事に保存されているようです。

 

それに比べて、我が国は電柱だらけ、首を傾げたくなるようなデザインの建物や商業設備にあふれいます。
普段日本で生活していると、あまり気にならなくなっていますが、こうして他の国、特にヨーロッパ諸国に出かけると否が応にも気付かされます。

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10時30分過ぎにセレスタット駅に到着。
ここまで長かった...家を出てからかれこれ30時間以上(今度はヨーロッパ直行便で来たい)。

 

駅近くのスーパーで食料やお酒など買い出し、1時にホテルのご主人に車で迎えに来てもらいました。

 

セレスタット駅からユナヴィールまでは車で15分くらい。
ホテルのご主人はワイナリーも経営していて、札幌などにも売り込みに行ったことがあるそうです。

 

緩やかな斜面いっぱいに広がるブドウ畑を見ながら、小さな町をいくつか抜けてユナヴィールに到着。
ご主人は教会が立つ小高い丘に連れて行ってくれました。こじんまりとしたユナヴィールの村が一望できます。

 

ホテルに到着し、女将に挨拶。ささやかなお土産を渡します。
ここでは4泊し、少々観光しながらゆっくりします。

 

滞在したホテル(後日撮影したもの)

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フランス・ドイツ旅行記2

出発 ヨーロッパへ

7月24日
妻と2人でフランス、ドイツへ約2週間の旅に出発します。

 

京都駅から特急「はるか」で関空へ。

 

空港では最初の宿泊地フランス・ユナヴィールのホテルの女将にちょっとしたお土産を買ったりました。

 

あと、出入国審査の「自動化ゲート」登録を行いました。
これはパスポートと指紋を事前に登録をしておくと、出入国時に無人の自動化ゲートを通れて、出入国審査場の混雑をスルーできるかも、というものです(関空自動化ゲート)。

 

関空4階にある窓口で登録します。指紋の認識にはちょっと手間取りました。

 

17:35発のタイ航空TG673便で経由地バンコクへ。
飛行機はエアバスA380。2階建ての最新鋭機です。2階建てといっても飛び立ってしまえば、1階も2階も窓からの風景にほとんど違いはありません。

 

我々の席はエコノミー。ただ、空席が結構あったので、窓側3席を私、妻それぞれ一人で使いました。
(いつか真ん中5席を占有し横になって寝ながら旅してみたい、と小市民的な夢を持っています)

 

窓から雲を望みます。

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ここのところいつも夜行便なので、外が眺められて新鮮。ほんと10万円やそこらでこんなところに連れてきてもらって、贅沢です。

 

機内食。「卵とじ」は結構おいしかった。

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バンコクスワンナプーム空港でトランジット。
スワンナプーム空港は簡素な作りのように思えますが、シンプルで未来的なデザインは悪くないです。

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再び、バンコクから11時間かけてフランクフルトに向かいます。

こんな機内食でした。

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